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ワイヤー矯正
歯の表面にブラケットと呼ばれるセラミックの留め具を接着剤で取り付け、そこに白色のワイヤーを通して締め付けることで歯を動かします。
矯正治療では最もオーソドックスな方法で、幅広い症例に適用可能で、治療費も他の矯正方法よりも抑えることができます。
最近は接着剤の質の向上により、ブラケットのサイズも小型化し、従来よりもより目立たなくなっています。 -
舌側矯正
歯の裏側に、金属のブラケットとワイヤーを着ける治療方法です。
表側からは見えないため、人の目を気にすることなく歯並びを治すことが可能です。
ただし、他の矯正治療よりも技術的に難易度が高いため、費用がかさみます。また、舌に装置が触れるため、慣れるまでは話しづらいこともあります。 -
マウスピース型矯正装置
(インビザライン)取り外し可能な透明の薄いマウスピースを装着し、数週間ごとに再設計した新しいものと交換することで、歯を少しずつ動かしていきます。無色透明のため、周りからは装着していることがほとんどわかりません 。
ただし、適応できる症例に限りがあること、装着時間を守らない場合は計画通りに歯が動かないことがあります。 -
FKO
主に成長期の子どもの治療に使用します。
上下の顎の前後関係を治すための装置で、上顎の前突の改善が可能です。装置は取り外しも可能なため、主に睡眠中の使用で改善へ導いていきます。
1日10時間以上の装着が望ましいため、睡眠中以外でも夕食後に装着するなどの工夫が必要となります。 -
拡大床矯正
プラスチック(レジン)で作られた床部分と、歯の表側を抑える金属線で作られた入れ歯のような形の装置を、決められた時間に装着します。プラスチック床に埋め込まれたネジを調整することで、顎の発育を促し、綺麗に歯が並ぶスペースを作ります。
ひとつの装置だけで充分にスペースが広がらない場合も多く、9歳ぐらいまでであれば装置を2~4個ほど作り変えることが一般的です。 -
歯列矯正用咬合誘導装置
(ムーシールド)矯正専用のマウスピースを睡眠時に着用し、口周りの筋機能を正常な状態に導くことで、受け口(反対咬合)を改善する治療法です。
3歳頃から使用可能で、早ければ3ヶ月ほどで効果が表れ始めます。
※完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。